地域で暮らす

あさみどりの会では、障がいのある方を中心として、そこに関わる人と人とがよい人生を送るために信頼関係でつながった「ゆるやかな共同体」で安心して暮らせる風土づくりに取り組んできました。

その中の一つである「地域で暮らす」に向けた取り組みをご紹介します。

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①「地域で暮らす」取り組みの経緯

40年程前、障がいのある人たちの生活の場は自宅か入所施設(又は病院)という限られた選択肢しかありませんでした。

1980年代のノーマライゼーション(1960年代北欧諸国で始まった社会福祉をめぐる社会理念の一つで、「障害者を排除するのではなく、障害を持っていても健常者と均等に当たり前に生活できるような社会こそが、通常な社会である」)という考え方が一般的になり、
障がいのある人の親が居なくなっても、住み慣れた地域で継続して生活できるための取り組みが全国各地でさかんになりました。

あさみどりの会でも1982年、わらび福祉園開設と同時に、
家庭での生活状況の把握や家族のレスパイトを目的としたナイトケアを開始した頃より、本人の自立・地域生活の取り組みを始めました。

あさみどりの会「地域で暮らす」取り組み




② 法人における地域生活(グループホーム)の状況

知的に障がいのある人たちが地域で生活できるための取り組みの一つが、1989(平成元)年に制定された、「グループホーム」。

グループホームとは障がいのある人が、一つの住居に2〜7人程度(制度的には10名まで)の少人数で、
必要に応じて世話人等の職員の支援を受けながら日常生活を行う場の一つの形態です。

現在、全国で約12万1千人(2019.1国保連データーより)の方がグループホームで暮らしています。

現在、法人が運営するグループホームは18軒
そこで95名(2019.4現在 定員102名)の方が生活されています

同じ法人と言っても名古屋市、みよし市、愛西市と地域や事業所の成り立ちも違うため、それぞれの特徴をもったホーム運営を行っています。

虹の家Ⅰ

虹の家Ⅱ

虹の家Ⅲ

虹の家Ⅴ

ながおさホーム

あらわいホーム

いなばじホーム

あらくさホーム




③ この取り組みにおける法人の特徴

(1)ライフサイクルを見通した活動(予防的福祉)

「障がいのある人が人間として幸せな人生を全うするにはどうしたらよいか」という法人でのテーマを幼児期、学齢期から成人に至るまで、途切れることがない(生きづらい大人、コストがかからない大人にならない)ために、ライフサイクルに応じた必要な支援を一貫・予防的に行っています。

ライフサイクルを見通した活動

(2)家族との協働

さわらび園卒園後も子どもは学童療育に通い、法人の示した各ライフサイクルに自助・互助的に対応できるよう、母親と父親は他の親たちとグループを作り、学習、交流、貯蓄などを通して、それぞれの成人事業所の自立の会、法人と協力してグループホームを立ち上げ、本人は年齢の早い段階からホームでの生活を経験します。

 さわらび園卒園していない方も、成人事業所でそれぞれに父親を中心とした自立の会を作り、グループホームの立ち上げと早い段階での本人の自立・地域生活を目指します。

家族との協働

(3)地域移行を前提とした入所施設の設置・運営

1995年、二次障がいで強度行動障害になってしまった人や重症心身障害の人たちが地域移行することを目的とした当時の入所施設(現在は支援施設と呼ぶ)「べにしだの家」を開設。多くの人たちをグループホームや自宅での生活を実現した。
(現在まで27名の方が地域移行)

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べにしだの家・支援コンセプト

(4)本人と「障害」、「グループホーム」を知ってもらう取り組み

「支援者養成講座」

もともと事業所は地域の拠点として開放的に行うという活動指針が法人にはあり、法人及び事業所として以前から地域への啓発を積極的に行ってきましたが、新たに生活の場であるグループホームへ気軽にボランティアや職員として、来ていただくためにもグループホーム3事業所では「支援者養成講座」を開講して、たくさんの人に障がいのある人やグループホームのことを知ってもらう取り組みを行っています。また現在は講座の一部について入居者である本人が講師を務めています。(べにしだ2013年~、わらび2014年~、れいんぼう2015年~)

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べにしだの家・支援コンセプト

「見学会」

また福祉業界においても、人材不足などが全国的にも大きな課題となっていますが、その課題もあって、養成講座を始めた大きな一つの理由でもありました。法人が行っている「養成講座」の5年間の実践を元に、愛知県などとも協力して講座よりももっと気軽に「障がいのある人」たちのことや「グループホーム」のことを知ってもらって、人材の確保につなげる試みとして2019年から「見学会」を行っています。

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べにしだの家・支援コンセプト





④ 本人が主人公となるために(課題)

法人では今までは法人(職員)と家族(両親)が、将来の子どもの幸せを願い、展望して、協働して本人に必要な実践を行ってきました。

これから必要なのは、当然、家族(両親)は年を取り、子どもの支援者として存在することができなくなります。

法人のグループホームで生活する人は、障がいの程度でみるとどちらかと云えば重いといわれている人たちです。
そんな人たちだからこそ、家族も職員も制度では補完できない部分をみんなで作ってきました。
これからも大切にしていきたい部分です。

これからはさらに本人から声なき声を聴き、本人の願いや想いを受け止め、本人と一緒に親がいても、いなくても、本人が安心して暮らせる生活を創っていきたいと思います。

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